【動画ブログvol.1】なぜ今、日本型経営が見直されているのか?

動画ブログvol.1

※文字で読みたい方は以下の文字起こしの文章をご覧ください。

【① はじめに:なぜ今、日本型経営なのか?】
<成果主義だけでは企業がうまく回らない、その理由とは?>

今日のテーマはなぜ今日本型経営が見直されているのか?少しじっくりお話をしていきたいと思います。

よく日本型経営は時代遅れだということを言う人がいたりしました。これは、終身雇用とか年行序列とか愛社精神とかそれから家族的経営ですね。かつては当たり前だったこれらの価値観とがどんどん否定されてきたなんていう印象・風潮が見えていました。

一方これからは成果主義だ、欧米型のジョブ型だ、あるいはグローバ ルスンダードに合わせないと取り残されてしまう 、みたいな意識っていうのも経営者の中には実際にありました。

でもここで立ち止まって考えてみてほしいんですねその変化は本当に企業を良くしたんでしょうか?

【② 日本型経営とは?昔と今を振り返る】
<終身雇用・年功序列・愛社精神…本当に時代遅れ?>

そしてその変化の中で私たちは何を失ってしまったんでしょうか?
こうした問題意識は今実は多くの企業経者の方が感じ始めているところなんですね。最近よくこういう話を聞くようになりました。社員がすぐ辞めるようになったとか、組織に一体感がない、部署間で連携がうまく取れない、あるいは同じミスがどうしても繰り返されてしまう。つまり成果主義とかジョブ型っていうのがどうもうまくいっていないっていうことなんですね。それはなぜなのかっていうことが分からないという経営者の方も少なからずいらっしゃるんじゃないでしょうか。実はそのうまくいかない理由が、私たちが日本型経営で大切にしていた信頼とチームワークという価値観だったんですね。

【③ 欧米型経営導入で見えてきた課題】
<組織の一体感が失われ、ミスとトラブルが増えていませんか?>

例えばですね、多くの日本人が好む価値観として「少年ジャンプの黄金律」っていうのがあるんですね。少年ジャンプの大ヒット作、いっぱいあります。これらの大ヒット作に共通しているのは、実は黄金律っていうのがあって、これは何かというと「友情・努力・勝利」なんですよ。つまり仲間との絆とかね助け合い信頼関係仲間のためには自分を犠牲にするこういった「友情」ですね。 それから「努力」 。 これはコツコツと力を積み上げていく 、 修行をする 、 努力をして自分を高める 、 こういったことです。 そして勝利。それらを糧にして困難を克服して仲間と力を合わせて「勝利」するというようなストーリー。これって実は日本型経営と非常に親和性が高い 、 共通要素のあるそういう価値観じゃないかと思うんですね。

【④ 日本型経営が持っていた“本当の価値”】
<人と人の信頼関係が、組織の強さを生み出す>

日本型経営で言えば 、 友情というのは「社員同士の信頼と助け合い」、つまりチームワークとか愛社精神とかそういったものです。努力、これはコツコツと基礎力を鍛えていくそういった「日々の鍛錬、学び、研修、業務改善」、こういったものです。 それから勝利、これはまさにチーム全体の力を結集した全体最適によって「組織の成果 、 顧客の満足 、 企業の成長」。まさにこの心技体三位一体研修に通じる価値観なんですね。

つまり日本型経営の本質を一言で言うと「人と人の信頼関係を土台にした経営」ということです。社員同士基本的には終身雇用ですから社員同士は長く一緒に働きます。そうするとお互いに相手のことをよく知り、それから助け合うわけですね。組織全体としても一緒に仲間と一緒に成長していくこういう文化が実は私たち日本の企業の経営を支えてきたということなんです。

【⑤ 経営は「駅伝」に似ている!?組織の連携力とは】
<バトンがつながらなければ勝てない。あなたの会社の“バトン”は?>

例えばある部署で困ってる人がいたら、他の部署の人でも自然と手を差し伸べてくれたりとか、誰かがミスしてもそれをお互いにカバーし合うとか、こうした目に見えない協力の力、お互いに助け合う心 、こういったものが実は会社全体を支えてきた。そして成果を底上げしてきたということが言えるわけですね。

でもこうしたことっていうのは実は成果主義っていうもとでは評価されない項目になってしまうんですよね。つまり、数字で見える成果だけが評価される誰かの仲間を助けたという行動がそもそも評価項目に入ってないということですから評価されないということですね。結果として会社の助け合いの文化が失われて一人一人が孤立してバラバラに仕事をする、そのような会社の文化っていうものが形成されてしまうこういったことが起こってくるわけです。

【⑥ 海外でも見直される「協働の力」】
<欧米企業も注目する、日本流の“チームで勝つ”経営>

ここで一つ例え話をすると、会社の日常の業務っていうのは実はリレー競技に似てるんですよ、つまり、一人の速く走るランナーがいたとしても、バトンの受け渡しがうまくいかなければチームは勝てないということなんです。むしろ一人の速いランナーがいるよりもチーム全員が一定レベル以上の総力があり、かつ全員がスムーズにトップスピードでバトンの受け渡しができる、こういう連携を力が高いチームの方がリレー競技は強かったりするんですね。最近の企業はどうでしょうか速く走れるランナーっていうのは成果が出せる社員のことですね。

【⑦ 人を大切にする経営が生む“愛される会社”】
<社員がイキイキ働く会社は、顧客からも選ばれる>

そういった社員を集めようと思っても、そんなにたくさんはいません。そうすると、一握りの人間しかそういったことはできません。でも、バトンの受け渡しって、これはみんなが意識して協力して訓練すれば誰でもできるようになるんです。 その結果バトンを落とさない、会社の業務で言ったら伝達のミスをなくす、チーム間で連携をうまくして分断しないようにする、納期が遅れないようにする、あるいは品質のトラブルを未然に防ぐ。こうした問題をあらかじめ防ぐことができるようになるわけです。こういったことの積み重ねが日本製品は非常に品質が高いという評価を世界中から得ることになった一つの大きな原因になっているわけですね。

【⑧ まとめ:スキルではなく、つながりの力を育てる時代へ】
<これからの時代、“誰と働くか”“どうつながるか”がカギになる>

そして今実は面白いことが起き始めています。日本型経営が持っていた価値観が新しい価値観として世界で見直され始めているんですね実際欧米の企業でも、「会社への忠誠心」「チームの一体感」「社員同士の信頼関係」「対話と共感に基づいたリーダーシップ」、こうしたキーワードが、 実は非常に注目されているんですね。

ある海外の経者はこう言いました。「日本の会社は何か空気のような強さがあるそれは制度やルールでは説明できない ” 文化の力 ” なんだ」、というふうに。

つまり、今時代が一周してようやく日本型経営が持っていた本質的な価値に気が付き始めているんですね。とはいえ もちろんそっくりそのまま昭和の時代の経営をそのまま持ってくるというわけではありません。24時間働けますかって昭和のバブルの時代に流行ったC M がありましたけど、さすがに今はそういう時代ではないです。現代の制度や仕組み、時代とともにこれをアップデートは必要です。

でも、 人を大切にする経営そして信頼をベースにしたチームワーク、 文化、これらはこれからの時代を生き抜く上での最大の武器になるんじゃないでしょうか。社員が「この会社で働いてよかった」というふうに思ってもらえる会社、お客様が「この会社なら信頼できる」と感じていただける会社、取引先が「この会社と一緒に仕事したい」と思ってもらえる会社 、それこそが、” 愛される会社 ” であり、私たちが目指すべき経営のあり方ではないでしょうか?


最後に改めて自らに問いかけてみましょう。あなたの会社はどんな会社を目指していますか?
個人の成果を求める会社ですか?。つながりの強い” 愛される会社 ” ですか?
これからの時代は文化とか信頼とか関係性こういった価値観がより求められてくるかもしれません。

関連記事

TOP